来る8月18日(土)にパイロットクラブという団体に依頼されてのチャリティコンサートがある。
以前から言ってるように今年はクラリネットを手にして60年の節目に当たる。そんな訳でこの企画に便乗して“クラリネット還暦”というサブタイトルをつけてみた訳ではある。楽器を手にして吐いて吸って60年が経った訳で、まあ、よく続いたものと本人が驚いてる。
それにしても最近楽器を手にしてしみじみ思うのは“実に下手になった”事であり、昔読んだゲオルグ・ショルティ(大指揮者)の自伝である。
「老いて来ると筋肉その他の老化によって演奏技術は著しく退化する」
「その事に団員のベテランプレイヤーは気付かない」
「演奏技術のレベルを保持する為には若い時の3倍は練習しなければならない」
御高説御尤もである、と頭では非常によく理解できる。然し凡人の悲しさ、サボりのテクニックというか要領の良さは優れて来ていて中々トレーニングは中々!!又々人前で大恥でもかかにゃ分かるまいとは悲しいサガではある。