十年近く前人にすすめられて日本音楽著作権協会(JASRAC)の評議員選挙に立候補した。
どういう訳か可成りの高得票で当選し一期評議員を勤めた。
この会は色々な決定事項を司る会議が行われる訳だが大きく分けて2つのグループに分かれていて、採択は全て多数派が賛成多数という「民主主義の原則」によって取り決められていく。それはまあ当然だが私は少数派に属していたので会議の度に無力感に捉えられ結局一期でやめてしまった。
拙速に走る今の国会も見ていると矢張り多数決で何も彼も決まってしまっていて、少数派野党諸君の無力感はいかばかりだろうとふと思ってしまうのである。国の重要な問題もそれいけやれいけチャンチャンで決められていく気がしてならない。淋しいものだ。