2008年06月04日

高橋達朗(達也)氏を悼む

2月末、長い間の闘病生活の末東京ユニオンのリーダーだった高橋達也氏が逝った。

東京ユニオンを率いてひと時代を築いた功績は大である。山形県鶴岡市の出身で彼の誠実・朴訥な人柄は多くの人に愛され続けて来た。と同時にスタンダードでオーソドックスなテナーサックスプレイも大変に魅力があった。暖かい音色が何よりもそれを物語っていた。

ベニーグッドマンの死後、評論家の瀬川昌久氏の御助力を得て作ったTribute to Benny Goodman (BMG) の録音では解散直前の東京ユニオンの大いなる協力に言及せざるを得ない。私の為にユニオンは3日間のリハーサルをしたと当時のマネージャーの根崎君が言っていた事を想い出す。それ程迄にと思うがそのあたりが誠実な彼の真骨頂であろう。残念なのは昨年12月の私の山形酒田でのコンサートに同行する筈であったのが病の為実現しなかった。プログラムへのメッセージが遺稿となったのは甚だ残念であったろう。

ご冥福を心より祈る。

posted by 藤家虹二 at 21:38 | TrackBack(0) | 日記
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