ブログを大サボリにさぼってしまい、アチコチから大クレームあり。生きてる証拠に続けろ、が大半である。これ全て私の持病の為せる業で、“慢性と急性両方の横着病”と御理解頂きたい。年が明け大分過ぎてしまったが再開しようと思い立ちペンを取った。発病しない限り続けるつもりである。
所で、全音楽譜から“クローゼ”のクラリネット教本が出版された。若い板倉君というクラリネット奏者がこの編集をやったのである。楽譜・訳文共に誤りを見つけて初版本から歴史をたどっての作業、大変だったと思うが…
非常に残念なのは私にとってクローゼの看板であった20スタディーズの一番は芸大入学試験で吹いた思い入れの深い曲。13番は私の教則本に師のハッポーさん(故大橋幸夫氏)が序文で書いている通り、アイヒラーのヒステリー(と私は今でも思っている)によって半年間吹かされたもの。藤家とクローゼの13番という言葉は当時私の周囲では有名なエピソードであった。また、20番はハッポーさんが「お前これウマいよ」って言ってくれたもの。「音がキレいに全部出てるよ」(当たり前だけど)で最後に喜ばされた記憶がある。
つまり20スタディーズの無いクローゼ、私は大いにガッかりであった。出来れば追加して欲しいと思うのである。全音さん、板倉君、よろしく頼みます。
というわけで、10年最初のブログは私の青春の思い出の中にあるクローゼについての独り言であった。